新型RAV4は「Robust Accurate Vehicle With 4 Wheel Drive(SUVらしい力強さと使用性へのきめ細かな配慮を兼ね備えた4WD)」を開発コンセプトに、SUVらしい力強さと洗練さを融合したモデルだ。日本市場では2016年に生産を終了して以来、3年ぶりの復活となる。
◆洗練されたスタイルと大容量ラゲッジ

また、幾何学形状のオクタゴン(八角形)をはめ合わせた「クロスオクタゴン」を造形テーマに、外観の随所に多角形を織り込んでおり、タフさと安定感のある個性的なデザインを表現している。
インテリアは、圧迫感を抑えるためにインストルメントパネルを低い位置に配置。ワイパーなどを室内から見えないように設計したことで、すっきりとした前方視界を確保している。また、ドアミラー取付位置の最適化や三角窓によって、良好な斜め前方視界を実現したほか、リヤクォーターガラスの拡大やリヤドア後部のピラー断面を小さくすることにより、斜め後方の視界を向上させている。
さらに室内には、インストルメントパネルの運転席側と助手席側、およびセンターコンソールに、小物類を置くことができるオープントレイを配置したほか、前後各席で充電用USB端子を使用できるようコンソールボックス内部に2個と後端部に2個を標準装備した。

また、スマートキーを携帯していれば、リヤバンパーの下に足を出し入れするだけで、バックドアが自動開閉する「ハンズフリーパワーバックドア」を設定した。
◆新型のハイブリッド専用4WDシステムE-Fourを搭載

また、ハイブリッド車の4WDシステムとして、最新のハイブリッド技術を継承した新型E-Fourを採用。後輪の最大トルクを増加させるとともに、前後輪トルク配分を100:0から最大20:80まで可変可能な新制御を採用し、コーナリング中の前後輪トルク配分を最適に制御、操縦安定性を高めたほか、後輪のトルクを上げたことで、降雪時や雨天時における登坂発進時の安心感を向上させた。
さらに、路面や運転状況に合わせて選択できるマルチテレインセレクトやTRAILモード、ドライブモードセレクトの走行モードに応じ、駆動力、4WD、ブレーキ、ステアリングの各制御を統合して最適化する「AWD Integrated Management(AIM)」を4WD全車に装備する。
◆コネクテッドサービス「T-Connect」を3年間無料提供

「レーントレーシングアシスト」「オートマチックハイビーム」「ロードサインアシスト」「先行車発進告知機能」などの機能を有する。
また、低速走行時に壁や車両を検知する「インテリジェントクリアランスソナー」や、後退時に左右後方から接近する車両を検知する「リヤクロストラフィックオートブレーキ」など、駐車場などでの安全を支援するパーキングサポートブレーキを採用した。
さらに、車載通信機 DCMを全車に標準装備し、トヨタのコネクティッドサービスであり「T-Connectサービス」を3年間無料で提供。24時間365日利用できるオペレーターサービスのほか、事故や急病時、ヘルプネットボタンを押すだけで専門のオペレーターに繋がり、車両位置情報に基づいて、迅速に緊急車両を手配するヘルプネットサービスを提供する。
さらに、エアバッグ作動時には、自動でオペレーターに接続し、ドクターヘリ等の早期出動判断を行う「D-Call Net」にも対応している。
新型RAV4ハイブリッドモデルの価格は、2WDモデルで320万2200円から。4WDモデルでは345万600円からとなっている。

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