マクラーレンが全車ハイブリッド化へ…重要施設が稼働、最初のカーボン製車台がラインオフ

マクラーレン・コンポジット・テクノロジー・センターからラインオフした最初のカーボンファイバー製車台
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マクラーレンオートモーティブ(McLaren Automotive)は3月22日、「マクラーレン・コンポジット・テクノロジー・センター」から、最初のカーボンファイバー製シャシーがラインオフした、と発表した。

マクラーレン・コンポジット・テクノロジー・センターは、英国ヨークシャーに建設された。マクラーレンオートモーティブが、カーボンファイバー・モノセルやモノケージシャシーを自社生産するための施設が、マクラーレン・コンポジット・テクノロジー・センターになる。

この新しい施設の建設は2017年に始まり、2018年の後半に完成した。その後、カーボンファイバー製品開発のための作業を開始し、2019年内にフル稼働する予定だ。マクラーレン・テクノロジー・センターに次ぐビスポーク施設となり、フル稼働時には200名以上の新規雇用を創出する。

マクラーレン・コンポジット・テクノロジー・センターは、同社の「Track25」事業計画において、重要な役割を担う。Track25では、2025年までに、マクラーレンのスポーツカーとスーパーカーシリーズ全てをハイブリット化することを目指している。マクラーレンオートモーティブによると、従来のガソリン車よりも車両重量が重いハイブリッド車にとっては、カーボンファイバーによる軽量化が重要になるという。

この新しいマクラーレン・コンポジット・テクノロジー・センターには、総額5000万ポンドが投資された。マクラーレンオートモーティブは、次世代車の開発において、マクラーレン・コンポジット・テクノロジー・センターがデザイナーやエンジニアのさらなる軽量化への取り組みを後押しする、としている。

《森脇稔》

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