車いす乗降時の作業の煩雑さ、時間がかかるなど、タクシードライバーや車いす利用者から改善の声が上がっていたトヨタの『JPN TAXI(ジャパンタクシー)』の一部改良車が発表された。これまで慣れたドライバーでも10~15分掛かっていた乗降作業が、3分程度まで短縮できるという。 今回発表された一部改良車では、メインとなるスロープ(スロープNo.1)を従来の折りたたみ3枚折りから2つ折りに変更。長さを延長し、収納袋を廃止、フロアへの固定をワンタッチ式に変更。歩道などで使う延長用スロープ(スロープNo.2)を折り畳み式から樹脂製の一体ステップへ、スロープNo.1との結合を簡易にしたほか、車内の車いす固定ベルト、延長ベルトをカーペットのポケットに収納するなどし、作業の簡素化を図った。これにより作業工程が従来の63工程から24工程へと削減されたという。 2月4日におこなわれた説明会では、改良車を使った実際のタクシードライバーによる車いす乗降作業デモンストレーションを実施。その様子を動画でいただきたい。
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