ホンダ(Honda)が間もなく、米国市場で発売する新型SUV、『パスポート』。同車の開発責任者は、米国ホンダ初の女性チーフエンジニア、ララ・ハリントンさんだ。
ララ・ハリントンさんは、ホンダで27年のキャリアを持つ。米国オハイオ州出身のハリントンさんの現在の地位は、ホンダR&Dアメリカのチーフエンジニアだ。
ハリントンさんが開発のプロジェクトリーダーを務めたのが、新型パスポートだ。新型パスポートはホンダの米国市場におけるミドルクラスのSUVとなり、新型『CR-V』の兄貴分にあたる。新型パスポートは、ホンダR&Dアメリカが設計と開発を担当し、ホンダの米国アラバマ州リンカーン工場で生産を行う。
新型パスポートの外装は、マットブラックのグリルやバンパーによって、スポーティさとタフさを演出する。SUVらしい力強さを印象づける20インチホイールを採用するとともに、ゆとりある最低地上高により、起伏のある路面でも高い走破性を発揮する。内装は、モダンで洗練されたデザインを追求した。クラストップの広い居住空間と荷室を実現し、日常からキャンプなどのレジャーまで、幅広い使い方を可能にする。
新型パスポートは間もなく、米国市場での発売を予定しており、パスポートの投入で、ホンダはSUVラインアップのさらなる強化を図る。ララ・ハリントンさんは、「私の仕事は、何よりもまず顧客のニーズを理解し、製品への期待を超えること。開発チームに多様な仲間を持つことは、異なる視点と経験が製品開発プロセスに表れることにつながる」と語っている。