村田製作所、スマホ向け製品が減速の中、自動車向けで攻勢を…オートモーティブワールド2019

村田製作所のブース
  • 村田製作所のブース
  • たわみセンサーをつけたデモ用のハンドル
  • 円筒形リチウムイオン電池
  • コイン型二酸化マンガンリチウム電池

村田製作所は「オートモーティブワールド2019」にCASEを支えるモジュールやセンサー類など自慢の製品を展示。これから自動車向けの製品で攻勢を加速させていくという。

村田恒夫会長兼社長も新年の賀詞交歓会で「スマホ向けは需要が減速して厳しくなっているが、反対に自動車向けの製品は大きく伸びている。これから自動車向けに力をさらに入れていきたい」と話していた。

今回の村田製作所のブースはそんな思いが込められたブースと言っていいだろう。自動運転関連では、傾斜センサー、加速度センサー、たわみセンサーなどを紹介。たわみセンサーについては、実際にハンドルにつけ、来場者にその性能の良さを体験させていた。筋肉の振動まで検知できる超薄型、高速応答高感度の圧電セラミックタイプで、人がハンドルを握っているかすぐに分かるという。

コネクティッドでは、V2XモジュールやWi-Fiなど通信モジュールを紹介。また、電動化やシェア&サービスでは、高耐熱フィルムコンデンサーやシリコンキャパシタ、円筒形リチウムイオン電池、マイクロ電池を展示していた。

なかでも電池についてはこれから力を入れていく分野とのことだ。2017年にソニーから電池事業を買い取り、現在国内外併せて1万人規模で事業を展開している。「人も資金も積極的に投入し、全固体電池の開発にも取り組んでいる」と同社関係者は話す。また、電池とセンサーなど既存の製品と組み合わせた、新しい自動車用部品の開発も行っているそうだ。

同社はこれまで「ムラタセイサク君」や「ムラタセイコちゃん」などユニークなものを製作しているだけに、自動車用部品についても柔軟な発想を用いた画期的な製品が出てくるかもしれない。

《山田清志》

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