ダイソン(Dyson)が、同社初の市販EVの生産をシンガポールで行うことを決めた。10月23日、シンガポールのリー・シェンロン首相が明らかにした。
ダイソンは2017年9月、2020年までの実用化を目指して、新型EVの開発に着手したと公表。その後、英国ウィルトシャー州ハラビントンのテクノロジーキャンパスに2億ポンドを追加投資し、新型EV開発のテストコースを建設することを発表している。
今回ダイソンは、同社初の市販EVの生産をシンガポールで行うことを決定。ダイソンはすでにシンガポールにテクノロジーセンターを持っており、同センターと連携しながら、新型EVの量産に向けた取り組みを加速させていくと見られる。
シンガポールのリー・シェンロン首相は、「シンガポールでの自動車生産は、1980年代以来の出来事。ダイソンのEVは、よりグリーンかつハイテクなものになるだろう」と述べ、歓迎する意向を示している。