京セラは、幕張メッセ(千葉市)で開催中の「CEATEC JAPAN 2018」で、金属や水の近くで設置しても電波強度が低下しない新型アンテナ「Amcenna(アムセナ)」を出展。CEATEC JAPAN 2018に出展された製品やサービスの中から最高位の評価「総務大臣賞」も受賞した。
一般的に電波は近くに金属や水があると飛びにくくなるという特性を持っている。たとえば、車両のボディに直接アンテナを設置すると電波強度が弱くなり、受信状況が低下するのだ。その解決策として採用されてきたのが金属や水とアンテナ部を遮断する壁に人工磁気壁(AMC:Artificial Magnetic Conductor)を用いる方法だ。しかし、AMCは大きさが8cm角もあり、そのままでは小型化に限界がある。