日野×トヨタ共同開発のFCバス「SORA」、ベスト100選出…グッドデザイン2018

トヨタ自動車の燃料電池バス「SORA」
  • トヨタ自動車の燃料電池バス「SORA」
  • ドライバー異常時対応システム

日野自動車とトヨタ自動車が共同開発した燃料電池バス『SORA』が10月3日、「2018年度グッドデザイン・ベスト100」に選出された。

グッドデザイン・ベスト100は、2016年度グッドデザイン賞受賞対象の中で、審査委員会により特に高い評価を得た100件。この中から、今後さらに審査して「グッドデザイン大賞」などの特別賞が決定される。

SORAは、人を中心に考えたユニバーサルデザインと機能を採用したトヨタ自動車の燃料電池バスだ。日野自動車はトヨタ自動車から開発を受託し、主にバスボデーの設計や内外装デザインを担当。 次世代バスにふさわしい内外装と、すべての人がより自由に移動できるためのユニバーサルデザインが高く評価され、グッドデザイン・ベスト100に選出された。

日野自動車ではこのほか、「ドライバー異常時対応システム(EDSS:Emergency Driving Stop System)」がグッドデザイン賞を受賞した。EDSSはドライバーが急病等で運転操作の継続が困難となった場合に、ドライバー自身や添乗員、もしくは乗客がスイッチを押すことで徐々に速度を落として停止するというシステム。今回の受賞では、万一の際の「分かりやすさ」「使いやすさ」、そして商用車世界初の実用化・標準装備化という日野自動車の安全への姿勢が高く評価された。

日野自動車のグッドデザイン賞受賞は、2017年の大型トラック『日野プロフィア』と中型トラック『日野レンジャー』に続き、2年連続、22回目と23回目となる。

《纐纈敏也@DAYS》

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