KULOSだけではない、キャンパー鹿児島…カートラジャパン2018

カートラジャパン、キャンパー鹿児島ブース。
  • カートラジャパン、キャンパー鹿児島ブース。
  • ニューモデルoreo Exceed+はハイエースのミドルルーフワイドベース。
  • それほど多くはないというが、それでもセーフティーセンスが付かないかというユーザーもいるという。
  • キャンピングカーというより、車中泊性能も高いワゴンという位置づけ。
  • それでも電源や、冷蔵庫など装備に不足はない。
  • このサイズでベッドが常設というのも探すとかなり少ない個性。
  • 装備とともにスペシャルオファーで紹介されていた。
  • N-VANベースのフィッシングギアFC-VAN。

独自の車載用リチウム蓄電システム「KULOS」搭載モデルでファンが多いキャンピングカービルダー「キャンパー鹿児島」。カートラでは別の角度からの示唆も多くみられた。

今回ニューモデルで登場していたのはトヨタ『ハイエース・ミドルルーフロングGL』をベースにした『oreo Exceed+』。ハイエースには、一般ユーザーがディーラーで購入できない、キャンピングカービルダー向けに販売される特捜ベース車両があるが、それにはついていないセーフティセンスもoreo Exceed+には装備される。

ただ、このモデルをリリースした狙いはそこではないという。キャンパー鹿児島の川崎社長は「キャンパー鹿児島というとKULOS(車載用リチウム蓄電システム)、というところがあって、普段使いの使い勝手も吟味したモデルということで開発しました。家内と二人でゆったり旅行を、というのならKULOS搭載モデルに勝るものはないと思っているけれど、自分で欲しいと率直に思えるモデルがoreo Exceed+」と話す。

もう一台は話題のホンダ『N-VAN』ベースの『FC-VAN』。「とても面白いクルマで何か作りたいと思っていた時に、僕はしないんだけれど、社員で釣り好きがいて彼のアイデアが面白いので形にしました。面白いんだけれど、実は運転席以外は狭い。でもそんなパッケージも釣りに行ってそのベースで仮眠もできてというクルマなら、このクルマのネガティブは抑えつつ、メリットを最大限生かせると思ったのです。FCはフィッシングキャンパーの略。例えばペットと一緒のキャンパーでPC-VANというのもあっていいかもしれません。そんな可能性もネーミングに込めました」と川崎社長。

FC-VANのロゴのCはよく見ると釣り針を模している。社員のアイデアを取り入れたり、そういうデザイン面でのアイデアを社長が出すと形にできる車内の雰囲気や技術力もクルマから伝わってくるようだ。

「KULOSの説明をさせたらキャンパー鹿児島の社員さんにも負けません!」と話すのはオートバックスセブンの嶌さんだ。オートバックスの全国の5店舗キャンパー鹿児島のモデルを購入可能だが、実は嶌さんが大切にしているのはKULOSのアピールではない。「キャンピングカーって、どれが正しくて、どれがダメというのはありません。自分にあっているかどうかなんです。どんな用途で使用したいか、どんな使い方をするか、何を最優先にするかなどがとても大事。比較的新しいモデルを購入されて、乗り換えてくださる方もいらっしゃいますが、お気の毒でなりません。初めから自分にぴったりの一台に出会っていただきたい。ですから、キャンピングカーの種類とそれぞれの特徴、あと作りの良し悪しが出やすいポイントなんかを紹介しています」。

具体的に商談になった時にまず話すことは、足回についてだそうだ。「どうしても足回りは乗用車のようなわけにはいきません。納まってしまうと板バネのハイエースは簡単に足回りを変えることはできないのです。ですので、オーダーされるときに一緒にやって置くことを強くお勧めしているんです」。

そんな嶌さん一番うれしいのは?と伺うと「キャンピングカーを買わなかったら体験できなかったこと、気づくことのできなかったことに触れられたので、買ってよかった、と言われることでしょうか」と話した。

《中込健太郎》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集