ボルボ・カー・ジャパン木村社長「V60より小さなクルマはディーゼルをなくしていく」

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ボルボ・カー・ジャパン 木村隆之 社長
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  • ボルボV60発表会
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ボルボ・カー・ジャパンの木村隆之社長は9月25日に都内で開いた新型『V60』の発表会で、V60以下のセグメントのモデルにディーゼルエンジンを設定しない方針を明らかにした。

木村社長は「V60より小さなクルマは、ディーゼルをこれからなくしていくことになる」と明言。その背景として「ディーゼルはホームマーケットであるヨーロッパが一番大きな市場だったが、ピークの2011年には全体の半分を超えていたディーゼルが直近では37%まで落ち込んでいる。さらにボルボのセグメント中で45%が個人のお客様だが、縮小の割合が大きく、リセールバリューに懸念を抱いているのではないか」と指摘。

その上で、「日本ではディーゼルの縮小は始まっていないし、まだまだディーゼルは大きな支持を頂いている」としながらも、「V60のセグメントについては実際の走り方、使われ方、年間の走行距離等々を考えてディーゼルを設定しない。5年後、10年後のオーナーのリセールバリューを守る」と強調した。

実際、この日に発売した新型V60はディーゼルエンジンの設定がなく、ガソリンエンジンモデルに2種類のプラグインハイブリッドモデルを導入し、「将来の電動化の方針に沿う」ラインアップとなっている。

その一方で木村社長は、「『XC60』や『90シリーズ』のように大きくて重くディーゼルを乗せれば燃費が良くなるクルマについてはディーゼルをこれからも継続していく」との方針も示していた。
内外装の一新に加えて、正面衝突の被害を軽減する自動ブレーキを新たに採用したほか、プラグインハ…

《小松哲也》

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