日野自動車は8月23日、消防車、塵芥車およびタンクローリ仕様の四輪駆動式中型トラック『レンジャー』のアウトプットシャフトに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは、2011年5月26日から2017年7月24日に製造された1556台。
トランスファのアウトプットシャフト抜け出し防止用スナップリングの強度が不足しているため、急発進を繰り返すとスナップリングが折損することがある。そのため、アウトプットシャフトがトランスファから抜け出し、スプラインが外れ前輪に駆動力を伝達できなくなり、走行不能となるおそれがある。
改善措置として、全車両、スナップリングを含むアウトプットシャフト一式を対策品と交換する。
不具合は7件発生、事故は起きていない。市場からの情報により届け出た。