山陽本線不通区間の貨物代替輸送を強化…姫路貨物駅発着のトラック輸送を開始 平成30年7月豪雨

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8月22日から開始される大阪港~北九州港間の船舶による代替輸送では、12フィートコンテナの輸送力が増強される。
  • 8月22日から開始される大阪港~北九州港間の船舶による代替輸送では、12フィートコンテナの輸送力が増強される。

JR貨物は8月20日、平成30年7月豪雨の影響で運行見合せが続いている山陽本線東福山~新南陽間の代替輸送を強化すると発表した。

これまでは、岡山貨物ターミナル~広島貨物ターミナル・新南陽・北九州貨物ターミナル・福岡貨物ターミナル間でトラックによる代替輸送を実施。

合わせて船舶による代替輸送も実施しており、大阪港~博多港間では百済貨物ターミナル~福岡貨物ターミナル間の輸送を、岡山港~北九州港間では東京貨物ターミナル~北九州貨物ターミナル間の輸送を代替していた。

これらに加えて、8月20日からは姫路貨物~広島貨物ターミナル間で片道あたり12フィートコンテナ7個の輸送を行なうトラック代替輸送を開始。

また8月22日からは、大阪港~北九州港間で百済貨物ターミナル~北九州貨物ターミナル間の代替輸送を開始し、片道当たり12フィートコンテナ80個を輸送する。これは休日を除く上下各1便で実施され、危険品や廃棄物を除く一般品が輸送される。

なお、鉄道による輸送再開は、東福山~広島貨物ターミナル間が10月中、広島貨物ターミナル~新南陽間が9月中を予定しており、JR貨物では、伯備線~山陰本線~山口線を迂回する代替輸送をJR西日本と検討しているという。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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