3日から始まるオートモビルカウンシルには、リクルートグループ『カーセンサー』がブースを出展している。
オートモビルカウンシルと言えばあこがれの名車、こだわりの希少車が並び、その場で購入することもできるというイベント。一方『カーセンサー』と言えば、もちろん高級車高価格帯のクルマも掲載されているものの、自動車趣味の立場というより、どちらかといえば広く、多くの人にとって、クルマをより安心して選べるようにするサポートをしてくれるメディア、という印象が強い。
オートモビルカウンシルとは少し毛色が違うように思えたのだが、出展した今回の意図についてお話を伺った。
「そもそもプライスボードがついているというのがいいですね! よくある展示会、博物館などにあこがれのクルマ、懐かしクルマがあっても、それに実際に乗れるというイメージにならないのかもしれません」と『カーセンサー』編集部の西村さん。
「けれども、クルマの楽しみは実際にクルマを手に入れ自分で乗ってみることではないでしょうか。かつてあこがれたクルマだからこそ、それに一歩踏み込んでさらに近づくことができる。この部分は実は私たちカーセンサーが目指すものに近い部分があると思うのです」と話してくださった。
ちょうど現在発売中の『カーセンサー』、特集は「乗っとけ!! 平成名車」だ。一冊100円。ちょっとした合間に気軽に手に取れる冊子が現在の『カーセンサー』だ。分厚い電話帳のような雑誌を思い出す人もいるかもしれないが、それも過去の話、女性向けのファッション誌に近いサイズ、明るい色調の表紙などもあって、女性読者も増えているというのが今の『カーセンサー』だ。
「オートモビルカウンシルにいらっしゃるお客様は、おそらくリアルな体験としてクルマに興味を持てる方なのだと思うのです。であれば、そんな方にその次の一歩を踏み出してほしい。それが私たちカーセンサーの願いでもあります」
「気軽に開く、その続きをウェブで見る。そこにかつてあこがれたクルマ、気になったクルマが出ている。新車当時手が出ないと思ったクルマ、案外予算的には『あり』じゃない? 新車でこれを買うなら、決して夢の話ではないじゃないか? あの頃のあこがれを、あこがれで終わらせてほしくないのです」