アウディ、次世代電動車向けモーター生産開始…ブランド初のEV『e-tron』に搭載へ

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アウディが生産を開始した次世代電動車向けモーター
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  • アウディ e-tronプロトタイプ
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フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は7月24日、次世代電動車向けのモーターの生産を、アウディ(Audi)のハンガリー工場で開始した、と発表した。

フォルクスワーゲングループは2018~2022年にかけて、世界中の工場に総額228億ユーロを投資する計画。次世代電動車の生産に備えていく。

ハンガリー工場で生産を開始したモーターは、アウディ初の市販EV、『e-tron』(Audi e-tron)に搭載される予定。同車は、アウディのラグジュアリーモデルと同等のスペースと快適性を備えた電動SUV。5名の乗員とその荷物を積載することが可能。長距離ドライブに対応する航続と、幅広い充電方法を用意する実用性の高いEVとなる。

e-tronの駆動方式は、電動4WDの「quattro」。バッテリーはリチウムイオンで、蓄電容量は95kWhと大容量。この効果もあり、1回の充電での航続は、欧州仕様の場合、最大で400km以上の性能を備える。またe-tronは、最大150kWで急速充電を行うことが可能。これにより、わずか30分以内に充電を行える。

なおe-tronでは、前後に電動パワートレーンを搭載。アウディのハンガリー工場では、前後の2つの電動アクスルドライブシステムを生産する、としている。

《森脇稔》

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