三菱ふそうトラックバス、EVトラック『eCanter』の導入市場を拡大

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三菱ふそうトラックバスのeCanter
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ダイムラーは7月6日、傘下の三菱ふそうトラックバスが、EVトラック『eCanter』の導入市場を拡大すると発表した。ポルトガルの首都、リスボンにeCanterを10台、引き渡している。

ダイムラーは2017年、電動トラックとバスを扱う「E-FUSO」ブランドを立ち上げ。新ブランドのE-FUSOを立ち上げることで、全車種の電動化に向けた取り組みを明確にした。

eCanterは総重量7.5トンで、最大積載量は車体や用途によって最大4.5トンまで対応。永久磁石モーターを備えた電気ドライブトレインは、365 V・13.8 kWhの高電圧リチウムイオンバッテリー6個を動力とし、後軸のシングルギアトランスミッションを経由して135 kWを生み出す。

1回の充電による航続距離は100kmを超え、市内配送には充分な距離を実現。排出ガスゼロのeCanterによって、持続可能な都市環境の創出に貢献できるだけでなく、従来のディーゼルトラックと比較して走行1万kmあたり最大1000ユーロの運用コスト削減を可能にするという。

この取り組みは、電動化プロセスの頂点である大型トラックの開発だけではない。今後、三菱ふそうのトラックとバスの全車種に、電動パワートレーンのオプションを追加していく、としている。
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《森脇稔》

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