熱効率(システム効率)は既に50%を実現、より高い数値を目指して開発が進められているという。GAZOO Racing Companyの友山茂樹プレジデントはルマンでのスピーチのなかで、「トヨタがWECに挑んできた目的は勝つためだけでなく、世界最先端のハイブリッド技術とEVシステムの開発を推進し、究極の環境性能と突出した走行性能を(市販車両においても)高次元で両立させることにある」との旨をあらためて強調、さらに「市販車両をレベルアップしてスポーツカーをつくるのではなく、現役のレーシングカーからスポーツカーをつくるという、トヨタにとっては全く新しい挑戦」とも語っている。