日本電産、EV向け超急速充電システムを開発 15分以下で80%充電可能

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NASIのウルトラファストチャージャー
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日本電産は6月5日、イタリアの子会社である日本電産ASI(NASI)が、新世代電気自動車(EV)向けウルトラファストチャージャー(UFC:超急速充電システム)を開発したと発表した。

NASIは160年以上にわたり、電力エネルギー分野でノウハウの蓄積を重ねてきた、蓄電システム(BESS)分野のリーディングカンパニー。今回、幅広い知識・ノウハウを駆使して、EV充電における配電網を安定維持できるソリューションを開発することに成功した。

UFCは、既存配電網と充電スタンド間の緩衝機能として作動する最新式電力制御システムと、160kWhの蓄電池を搭載。低・中圧の既存配電網と接続でき、320kWで車輛へ充電しても電力網には50kWの負荷しかかけず、配電網の6倍を超える電力を供給できる。これにより、15分以下で標準的な新世代EVのバッテリーを80%まで充電でき、500kmの航続距離を可能にする。さらに2台同時充電や1台ずつの3連続充電にも対応。効率性は95%と充電時のロスを最小限に抑えている。

またUFCは、配電網からも、太陽光などの再生エネルギー源からも電力を供給可能。加えて、EVへの充電だけでなく、配電網への電気供給(V2G)にも対応する。

NASIは現在、トラクションモータなど、EVのキーデバイスの開発に注力しているが、今後は急速充電システムの分野でも取組みを強化していく方針だ。
《纐纈敏也@DAYS》

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