日産 GT-R NISMO のGT3レーサー、戦闘力向上…2018年モデル発表

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日産 GT-R NISMO GT3 の2018年モデル
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日産自動車は5月31日、「GT-R NISMO GT3」の2018年モデルを発表した。

同車は、市販車の日産『GT-R』をベースに、FIA(国際自動車連盟)が定める国際GT3レギュレーションに適合させたレーシングカー。2013年のデビュー以来、SUPER GT GT300クラス、ブランパン耐久シリーズなど、世界のモータースポーツを舞台に勝利を収めてきた。

2018年モデルでは、ベース車両の大幅な進化や、蓄積された実戦データを反映させた改良を実施。GT-Rの持つ強みを生かしながら、あらゆるサーキットでも、またどのタイヤ銘柄でも、安定して速く走れる車両を目指して開発された。

具体的には、エンジンを従来よりも約150mm後方かつ下方に搭載。これにより、重量配分の最適化と低重心化を図った。また前後のサスペンションとメンバーも新設計し、運動性能を向上させる。

さらに、安定したダウンフォース特性と空気抵抗を両立させる改良を実施。最新の解析技術を活用した前後の剛性の改善とリニアリティ向上を図る。ドライサンプ化による低重心化と潤滑信頼性も追求。トランスミッションの新設計により、メンテナンス距離を延長。ブレーキの強化と耐久信頼性を引き上げた。専用設計したエアコンシステムをオプション設定し、耐久レースなどでのドライバーの疲労の軽減も図った、としている。

《森脇稔》

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