JR九州は5月28日、在来線の全列車乗務員に6月1日からスマートフォンやタブレット端末といった「スマートデバイス」を導入すると発表した。
導入機種は、車掌へ導入するスマートフォンが『iPhone 8 Plus』、運転士へ導入するタブレット端末が『iPad mini』(第4世代)。
スマートデバイスの導入により、旅客に対しては、迅速な乗換えの案内や翻訳アプリを活用しての訪日観光客への対応、筆談アプリを活用しての聴覚に障害がある旅客への対応が行なえるとしている。
また、写真などのデータを乗務員と運転指令員が共有することで運転再開の迅速化を図ることができるほか、列車動揺測定や工務関係資料の閲覧、現地における工務関係設備の検査データ入力が可能になるとしている。