ポルシェは、ドイツで開催した「デジタル・ワークショップ」において、グーグルとEVスポーツカー、『ミッションE』のARアプリを共同開発した、と発表した。
このAR(拡張現実)アプリを、スマートフォンにダウンロード。スマートフォンをミッションEに向けると、ミッションEのEVパワートレーンを透視して見たり、エアロダイナミクス性能をアニメーションで見ることができる。
ミッションEはポルシェ史上、初の量産EVスポーツカーとして、2019年から生産を開始する予定。バッテリーはリチウムイオンで、1回の充電で最大500km以上を走行できる。およそ80%の容量なら、バッテリーの充電は約15分で済む。
モーターは、最大出力600hp以上を発生。このパワーが4輪に伝達される4WDとなる。ルマン24時間耐久レースを制した『919ハイブリッド』の技術を応用した「PMSM」は、2個のモーターを搭載。ポルシェのトルクベクタリングにより、4輪に最適な駆動力を配分する。この結果、ミッションEは、0~100km/h加速3.5秒以下、0~200km/h加速12秒以下と、ポルシェのEVスポーツカーに相応しい性能を発揮する。