ポルシェ究極のサーキット仕様「マンタイキット」、EVに初設定…『タイカン ターボ GT』で選択可能に

ポルシェ「タイカン・ターボGT(バイザッハ・パッケージ)」の「マンタイキット」装着車
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ポルシェは、サーキット性能を向上させる「マンタイ・キット」を初めてEVに設定すると発表した。マンタイ・キットは、これまでGTモデル向けに用意されていたが、電動スポーツ車で初めて「タイカン・ターボGT(バイザッハ・パッケージ)」に設定する。

【画像】ポルシェ「タイカン・ターボGT」の「マンタイキット」装着車

マンタイ・キットは空力、シャシー、パワートレインの最適化を含み、ニュルブルクリンク北コースで「電動エゼクティブカー」部門の記録として6分55秒533を達成した。キットは新車装着と後付けの両方で用意する。

■空力性能を標準比3倍以上に強化

ポルシェ「タイカン・ターボGT(バイザッハ・パッケージ)」の「マンタイキット」装着車ポルシェ「タイカン・ターボGT(バイザッハ・パッケージ)」の「マンタイキット」装着車

キットの核心となるのは大幅な空力アップデートだ。200km/h走行時のダウンフォースは標準車の95kgから310kgへと3倍以上に増加。最高速度が305km/hから310km/hに引き上げられた状態での総ダウンフォースは約740kgに達する。

主な空力部品には、拡大されたエンドプレートを持つ新型リアウイング、最適化されたフロントディフューザー、フィンを延長したハイパフォーマンスリアディフューザー、アンダーボディの大型エアデフレクターが含まれる。リアホイールにはカーボン製エアロディスクも採用し、空力効率を高めている。リアウイングとフロントディフューザーはダウンフォース量を調整でき、サーキットに応じたセットアップが可能だ。

■パワートレインも強化、アタックモードで最大730kW

マンタイキットとして初めて、パワートレインチューンも盛り込まれた。高電圧バッテリー・制御ユニット・パルスインバーターの改良により、走行中の最大放電電流が1100Aから1300Aに増加。システム出力は20kW増の600kWとなり、ローンチコントロール使用時の最大トルクは1270Nm(30Nm増)に向上した。アタックモードを起動すると最大130kWの追加パワーブーストが短時間利用でき、10秒間の出力は700kWから730kWに一時的に増加する。

■軽量鍛造ホイールと強化ブレーキ

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新開発の21インチ「マンタイ」デザイン鍛造アルミホイールは、大型化しながらも標準ホイールより軽量だ。チタン製ホイールボルトを含めると、タイカン ターボ GT ヴァイザッハパッケージの軽量化済みホイールと比べてさらに3kg以上の軽量化を実現している。オプションの公認サーキットタイヤ(ピレリ P ゼロ トロフェオ RS)はフロントで4cm、リアで3cm幅広となる。

ブレーキシステムも強化され、フロント440mm・リア410mmの大径ディスクとパフォーマンスブレーキパッドを採用。ポルシェ アクティブライド、前後輪操舵、四輪駆動の走行ダイナミクスシステムも専用チューニングが施され、俊敏性・コーナリンググリップ・ステアリング精度が向上している。

外観面では、ホイールアーチベント、ホイールアーチエクステンション、サイドスカート、リアウイングなど多数のパーツに高品質なカーボンファイバーを採用し、モータースポーツキャラクターを強調している。

キットはポルシェのヴァイザッハ開発センターとメウスパートのマンタイエンジニアが緊密に共同開発した。

《森脇稔》

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