ツーリング、新型モデル試乗、出張先で、リターンライダーに…。可能性無限大のハーレーレンタル

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ハーレーダビッドソン認定レンタルバイク出発式
  • ハーレーダビッドソン認定レンタルバイク出発式
  • ハーレーダビッドソン認定レンタルバイク出発式
  • ハーレーダビッドソン ジャパン(HDJ)のグレッグ・ウィリス代表取締役
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  • ハーレーダビッドソン ジャパン(HDJ)のグレッグ・ウィリス代表取締役
  • 株式会社モト・ギャルソン 代表取締役 大坪政俊氏
  • ハーレーダビッドソン認定レンタルバイク利用者第1号。

「じっくり乗ってみないと、どんなバイクなのかわかりませんからね」

そう言って2台のハーレーが、ディーラーから走り去った。瓜生さんと青木さん、ふたりはHDJ正規ディーラーで、1月26日にスタートしたばかりの『ハーレーダビッドソン認定レンタルバイク』最初の利用客だ。

この日、ハーレーダビッドソン三鷹(東京都三鷹市)では、ハーレーダビッドソン ジャパン(HDJ)のグレッグ・ウィリス代表取締役が出席するハーレーダビッドソン認定レンタルバイク出発式が開催され、報道陣らに見送られてのレンタル開始となった。

レンタル利用料金は、4時間1万1200円(対人対物保険料を含む)から。24時間だと1万5500円からで、以降24時間ごとに1万800円(機種により異なる)追加となる。

もちろん全国のHDJ正規ディーラーでは無料での試乗体験もできるが、「買う予定がないのにディーラーへ足を運ぶのは気がひける」という人には、うってつけのプログラムになりそうだ。

グレッグ氏は「思い立ったら、即ツーリングが各地で実現する」と、その手軽さを記者陣に説明するとともに、全国に確立した同社のディーラーネットワークの強み、そしてレンタルできるバイクがハーレーダビッドソンというプレミアム感の強いものであることも合わせて紹介した。

また、アメリカではハーレーディーラーでのレンタルサービスはすでに親しまれており、利用者は多いとのこと。正規ディーラーの車両がゆえに整備が行き届き、そして選べる機種が多いのも魅力だという。

予約は専用のWEBサイトか専用のコールセンターででき、もちろん対人対物保険を含む任意保険を基本料金に付帯。全車両JAFに加入済みなので、万一の車両トラブルにも対応してもらえる。ヘルメットやウェアなども貸してもらえるので、手軽感覚でいい。

レンタルバイクを導入しているのは現在24店舗で、北は岩手、南は沖縄まで。今後は北海道なども順次拡大予定。東京など都市圏のディーラーも実施しており、出張先・赴任先での休日にハーレーツーリングなんていうのも良さそうだ。

ハーレーダビッドソン三鷹を経営する株式会社モト・ギャルソン 代表取締役 大坪政俊氏は「これまで自分たちもアメリカへ行き、ラスベガスのディーラーでハーレーをレンタルして憧れのアメリカの大地をツーリングするということを毎年のようにやってきました。それが日本でもできるようになってよかったです」と喜ぶ。

というのもハーレーには「H.O.G.」という公式オーナーズグループがあり、全国にチャプターと呼ばれる支部がある。レンタルサービスを利用し合えば、チャプターどうしの交流も盛んになり、よりハーレーライフが充実したものになる。

たとえば、東京や大阪のチャプターが沖縄へ行き、レンタルハーレーでツーリングすれば、3つのチャプターでの合同の交流ができるというわけだ。

そんな話しをしていうるうちに、瓜生さんと青木さんがいちど戻ってきた。聞けばふたりとも、筋金入りのハーレー乗り。

「自分の持っている車両とは違う機種にも乗ってみたいと思って利用しました」(瓜生さん)

「もちろん、チョットお試し程度にならディーラーやイベントでの無料試乗でいいのですが、そのバイクのことをしっかり知りたいのなら時間は足りませんし、試乗コースも短く充分とは言えません」(青木さん)

「レンタルバイクなら自分のよく知っている道で乗って、自分がいま乗っているバイクとどんなふうに違うのか較べますものね」(瓜生さん)

なるほど、次の愛車選びの参考に、あるいは他の機種がどんな乗り味なのかを知りたい。レンタルバイクには、そんな使い道があったのだ。

『ハーレーダビッドソン認定レンタルバイク』では発売後2年以内の高年式車を用意し、新型モデルの乗り味を確かめるという既存ユーザーの声にも対応する。

記者がしてみたいのは、飛行機で各エリアへひとっ飛びし、現地でハーレーをレンタルしてツーリング。ソロもいいし、友人や家族と…。ビギナーやリターンライダーたちの練習を兼ねたツーリングにもいいかもしれない。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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