JR九州は11月8日、熊本駅に整備する駅ビルの概要を発表した。2019年春から工事に着手し、2021年春のオープンを目指す。
熊本駅とその前後のJR線では現在、線路を高架化して踏切を解消する連続立体交差事業が実施されている。2018年春には、豊肥本線と鹿児島本線(下り線)の高架化が完了する予定。これに伴い熊本駅ビルの開発が計画された。
駅ビルは東口(白川口)駅前広場の南側に整備される。敷地面積は1万9000平方mで、延床面積は10万7000平方m。地上12階・地下1階建てで、専門店(1~6階)や飲食店(6~7階)、シネマコンプレックス(7~8階)、ホテル(9~12階)などが設けられる。
専門店と飲食店が入るエリア(1~7階)には「水と緑の立体庭園」を設ける。「水と緑のうるおいの中に店舗を配置し、憩いとにぎわいを感じる空間」(JR九州)にするという。このほか、駅ビルの南側には住居などを整備することも計画されている。