プジョー『308』は東京モーターショーにて改良新型が発表された。
全世界で76万台以上が生産されている308。日本へは2014年秋に導入され、また、2016年7月にディーゼルモデルが追加されたことから、プジョーラインナップ中もっとも高い38%という販売比率(2016年実績)を誇っている。その要因はデザイン、装備と価格のバランス、バリエーション豊富なエンジン、グレ ード構成などが挙げられている。
今回のフェイスリフトでは、その特長をさらに伸ばし、デザイン変更や、装備の強化などによって上級クラスに匹敵する質感を獲得しつつも、アリュールグレードは旧型価格とほぼ同等に据え置かれた。
主な改良点として、フロントのライオンエンブレムがボンネットからグリル内に移されるなどで、存在感を増したフロントグリルや、立体感のあるシャープな造形のバンパーなどでより精悍なイメージに仕上げている。また、プジョーモデル初となるシーケンシャルインジケーター(流れるような点滅効果のあるターンインジケーター)が採用された。アリュールのシートは、サイド部にテップレザーが組み合わされるなどで質感を向上。また、『3008』と同様の新コンテンツ(i-Cockpitアンプリファイを除く)のタッチスクリーン(日本語対応可)が搭載された。
安全装備では、アクティブセーフティブレーキ、レーンキープアシスト、アクティブブラインドスポットモニターなどが追加されたが、アクティブクルーズコントロールは装備されていない。
エンジンやトランスミッションに変更はなく、PureTech 1.2リットル直列3気筒、1.6リットルと2リットル4気筒クリーンディーゼル、そしてGTiには270psの1.6リットル4気筒ターボエンジンが搭載される。