アストンマーティン、東京にグローバル・ブランドセンター開設「最高のラグジュアリー体験を」

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  • アストンマーティン アンディ・パーマー 社長兼CEO
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英アストンマーティンは世界で2拠点めとなるグローバル・ブランドセンターを東京・青山に11月21日に開設すると発表した。

アストンマーティン青山ハウスと名付けられたグローバル・ブランドセンターには、アストンマーティンの最新モデルやヘリテイジカーの展示だけではなく、ブランドのアートとエンターテインメントの双方も提供するとしている。

アストンマーティンのアンディ・パーマー社長兼CEO(最高経営責任者)は11月1日に都内で会見し、「最高のサービスを提供するのみならず、最高のラグジュアリー体験を提供することを約束する」と述べた。

またロンドンに次いで東京に開設することについてパーマー社長は「2拠点目がアメリカならばわかりやすいが、あえて東京を選んだ。それはラグジュアリーカー市場としては世界第2位の規模であること、そして我々に対してもチャレンジを与えてくれる市場である。さらに私自身、良く理解している市場だから。ここでまずアストンマーティンのストーリーをどう伝えていくのかという実験をしたい」と述べた。

というのも「おそらく多くの人達はアストンマーティンの車両が手作業で造られているというのはあまり理解されていないのではないか。ほかのラグジュアリーブランドと何が違うのか、あまり理解されていないかもしれない。我々は他社のプラットフォームは使ってはいない、本当にすべて手作業で造られている。創立から104年間で9万台しか造っていないが、そのうちの95%がまだ現役である。こうしたストーリーは日本の皆さんに伝える必要があると感じている」からだ。。

その上で「私は日本にかなり長い間住んでいたし、妻も日本人。個人的な考えだが、アストンマーティンのストーリーは、ここ日本の消費者の心に響くのではないかと思う。そうした背景から2拠点目のブランドセンターを日本にあるべきという結論にいたった」と経緯を明かした。

さらに「アストンマーティンは純然たるブリティッシュブランドではあるが、日本には純然たるラグジュアリーカーメーカーがないということもあり、アストンマーティンを自国のラグジュアリーブランドとして受け入れてくれるのではないかとも感じている」とも述べていた。

また日本市場に関してパーマー社長は「日本では成長が著しい。2016年の販売台数は約200台だった。17年は300台になる。その半数が東京での販売になる。18年は400台を見込んでいる。2年間で2倍ということになる。日本の販売台数はアストンマーティンのグローバル販売の約10%を占めている。2021年にはグローバルで1万2000台、このうち日本では1000台の販売になる」との見通しを示した。

《小松哲也》

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