【スーパーフォーミュラ 最終戦】王座かけた鈴鹿決戦スタート…初日トップタイムはポイント首位の石浦宏明

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#2 石浦宏明が金曜フリー走行のトップタイムをマークした。
  • #2 石浦宏明が金曜フリー走行のトップタイムをマークした。
  • 現在ポイント首位の石浦宏明。
  • 自力王座獲得圏内の4人、左からローゼンクヴィスト、ガスリー、石浦、関口。
  • #2 石浦宏明
  • #15 ピエール・ガスリー
  • #7 フェリックス・ローゼンクヴィスト
  • #19 関口雄飛
  • 天候が気になる今週末の鈴鹿だ。
2017年全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)最終戦「第16回JAF鈴鹿グランプリ」のレースウイークが20日、鈴鹿サーキットで始まった。ウエットコンディションで実施された金曜フリー走行では、ポイント首位の石浦宏明が幸先良くトップタイム発進となっている。

“日本一速い男”を決める全7戦のシリーズが今季最終戦を迎えた。舞台は開幕地でもあった鈴鹿サーキット。最終戦には優勝者へのボーナスポイントがあり、2レース制での実施のためポールポジション得点「1」の獲得機会が2度あるなど、最大で18点をゲットすることが可能だ。現段階でチャンピオン獲得の可能性を残すドライバーは8人いる。

ただ、その8人のなかでも自力王座獲得の権利をもつのは上位4名のみ。その顔ぶれは以下の通りだ。

33.5点/#2 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING/トヨタ)
33点/#15 P.ガスリー(TEAM MUGEN/ホンダ)
28.5点/#7 F.ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LEMANS/トヨタ)
25点/#19 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL/トヨタ)

F1との日程重複により、一時はここを欠場する可能性がいわれていた#15 ガスリーも顔を揃え、上記4人にプラスして#37 中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM'S/トヨタ)、#36 A.ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM'S/トヨタ)、#18 小林可夢偉(KCMG/トヨタ)、#1 国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING/トヨタ)の4人にも王座奪取の可能性が残った状況での最終戦突入となった。

この日の金曜フリー走行(占有走行)は午後3時10分から約1時間にわたって実施され、ウエットコンディションのなか、#2 石浦が1分50秒493でトップタイム。#19 関口が2番手、#15 ガスリーと#7 ローゼンクヴィストは12~13番手だった。

自力王座圏内4人の争い、まずは日本勢先制といった図式に見えるが、セッション後にその4人が壇上に並ぶ格好で実施された共同会見では、#2 石浦も#19 関口も「今日と明日では水(雨)の量も変わるでしょうから」と、今日の時計は参考レベルにもなるかどうか、との旨を示唆している。確かにそうだろう。だが、順番がいいに越したことはないのも勝負の常。特にポイントでも僅差ながら首位の#2 石浦にとってはいいムードでの出足となったはずだ。

#2 石浦は今季、第3戦富士で優勝してポイントリーダーになった後は、混戦のなかで4位~4位~6位と安定した成績を積み重ねてここまで来た。接戦が恒常化しているSFでは決して簡単なことではないのだが、彼は満足していないようだ。「決勝での速さはあったと思いますが、このところ予選で前に行けていないですし、あんまり『安定している』ことばかり言われるのは好きじゃないですね。最後は速さを出して(タイトルを)決めたいと思います」。

マシンの状態に関しても「シーズン中にいろいろ試してくるなかで、仕上げ方が分かってきた部分もあります。できればドライで勝負したかったんですけどね」と手応えありの様子の#2 石浦。自身2年ぶり2度目、チームとしては3年連続のドライバーズタイトル獲得を照準に据えて、この最終戦に挑む。

金曜フリー走行のセッション中の天候は曇り時々小雨だったが、さて、今週末の全者共通の問題は天候である。現段階での土曜~日曜の予報は良くない。台風接近の影響もありそうだ。各陣営にとってはライバルあるいは自分との戦い以前に天候との戦いを強いられそうな雰囲気だが、まずは明日の土曜、3段階方式の公式予選が実施される予定。

Q1~Q3を経た通常の結果が日曜午後のレース2の予選順位となり、全19台参加のQ1の結果が日曜午前のレース1の予選順位となる。つまりQ1は通過すればOK、とはならず、最初から完全に勝負のかかった場面が展開される流れである。そしてQ1の1位とQ3の1位に入るポールポジションポイント各「1」の行方がタイトル争いにも影響を及ぼすだろう。

通常の1レース制大会より決勝レース距離が短いだけにもともと予選勝負の色合いが濃いところに来て、天候が危ぶまれるとなれば、セーフティカー先導走行だけでレースが決着するケース等も考えられる。そのため、ますます予選が重要になるという構図だ。シーズン最終局面において極めて重要な意味をもつことになるSF第7戦鈴鹿の公式予選は、明日(21日)の午後1時50分開始予定(台風の影響等による日程変更の可能性も考えられるので、現地観戦予定の方は随時、最新情報の確認を)。
《遠藤俊幸》

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