トヨタ自動車は、『ランドクルーザープラド』をマイナーチェンジし、9月12日より販売を開始した。
今回のマイナーチェンジでは、フロントマスクを刷新。ヘッドライトのデザインを変更し、大型フロントグリルと一括りにすることで力強さを演出した。リヤはコンビネーションランプの飛び出しを抑えたほか、ガーニッシュの意匠を変更。より安定感のあるスタンスを実現した。なお、ヘッドランプおよびフォグランプは全車LEDとなった。
インテリアは、インストルメントパネル周りを中心に、より先進的なデザインに進化した。エアコン吹き出し口上部を下げることで視認性を高めたほか、ナビゲーションをタブレット型の薄い形状とすることでモダンさを強調。また、センタークラスターやメーターパネルに金属調加飾を施すことで上質感を高めた。
12日に東京で開催された発表会で、開発をまとめた横尾貴己主幹(よこお・たかみ。トヨタ自動車、CVカンパニー、CV製品企画、ZJ主幹)は、「障害物に当たりにくい高い位置にヘッドライトを置いた。これがランクルならではのデザインだ。インテリアでは高級感をデザインした」とコメント。
走行面では、ランドクルーザーとして初めてリヤディファレンシャルにトルセンLSDを採用したほか、5つの走行モードが選択できるドライブモードセレクトを「TZ-G」に標準装備。さらに衝突回避支援パッケージ「トヨタ セーフティ センスP」やドライブスタートコントロールの全車標準装備に加え、ブラインドスポットモニターを新設定するなど、安全性能を高めた。
ボディカラーは、新色ブラッキッシュアゲハガラスフレーク(オプション設定)とアバンギャルドブロンズメタリックを含む全9色を設定。また、ディーゼル車のグレード体系を見直し、「TX」に7人乗りを、「TX Lパッケージ」に5人乗りを追加した。
横尾主幹は「グレード展開を広げたので様々な用途に対応できる。また安全性能を高めたので、小さな子供のいるファミリー層にも興味を持って欲しい」と自負する。
価格は353万8080円から536万3280円。
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