愛知の3社、「ワンマイルモビリティ」で提携…低速自動運転の実現目指す

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愛知県名古屋市に本拠を置くアイサンテクノロジー、岡谷鋼機、ティアフォーの3社は8月9日、「ワンマイルモビリティ」の事業化に向けた業務提携に関する覚書を締結した、と発表した。

ワンマイルモビリティとは、小型モビリティによる限定地域での低速自動走行技術を活用した社会課題解決型の次世代端末交通システム。また、低速自動走行とは、およそ30km/h以下を前提とし、米当局や内閣府の定めるレベル4の自動運転を実現していることを指す。

愛知県名古屋市に本拠を置くアイサンテクノロジーは、愛知県から「平成29年度 自動走行実証推進事業」を受託。すでに、同じく愛知県名古屋市のティアフォーと協力しながら、自動運転の実証実験を開始している。

今回3社は、自動運転技術の中でも、将来の新たな市場形成が見込まれる一般道におけるワンマイルモビリティに着目し、業務提携。この業務提携を通じて、各社と緊密に連携しながら、社会課題解決型ソリューションビジネスの構築を目指す。

具体的には、ティアフォーの開発する自動運転プラットフォーム「Autoware」と、アイサンテクノロジーの「高精度三次元地図」の組み合わせによるワンマイルモビリティ実現の可能性を模索。それに伴う新たな技術開発と一般道における公道実証実験を迅速に進めるとともに、実証実験などを通じて、岡谷鋼機との協力による新たなビジネスモデルを構築していく。

《森脇稔》

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