五稜郭(函館市)と木古内(木古内町)を結ぶ第3セクター鉄道・道南いさりび鉄道は7月26日、9両在籍するキハ40形のうち、定期検査を終えたキハ40 1815を塗色変更したと発表した。
道南いさりび鉄道のキハ40形は、キハ40 1793・1799が観光列車「ながまれ号」として、夏をイメージした濃紺ベースの塗色に変わったのを皮切りに、「道南の四季」を表す塗色として、キハ40 1814が春から初夏にかけてをイメージした山吹色に、キハ40 1810が夏をイメージした濃緑に、キハ40 1796が秋をイメージした濃赤にそれぞれ塗色変更された。
今回のキハ40 1815は「道南の四季」シリーズを完結するものとして、雪に覆われる冬をイメージした白色となった。これまでの新塗色車と同様に、道南いさりび鉄道のロゴと函館山のシルエットをイメージしたキャラクターラインが配されており、こちらは濃赤となっている。
また、白色車体は、冬季の降雪時に地上側からの視認性が悪くなることから、警戒色として、前面の貫通扉も濃赤に塗られている。
塗色のみの変更となるため、「ながまれ号」のようにテーブル設置などの改造は施されていない。
新塗色のキハ40 1815は、8月1日、函館11時54分発の上磯行きから運用に入る予定で、一般の定期列車として運行される。
なお、JR北海道色で残る3両については、2018年度中を目途に、定期検査の際に道南いさりび鉄道の独自塗色に変更する予定。