【DS 3 イネス・ド・ラ・フレサンジュ 試乗】所有する歓びあふれる限定車…内田俊一

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DS3カブリオ イネス・ド・ラ・フレサンジュ
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『DS 3』と『DS 3カブリオ』に、特別なカラーリングなどが施された計80台の限定モデル、「イネス・ド・ラ・フレサンジュ」が登場した。

DS 3の6速ATモデルをベースにしたこの限定車のネーミング、“イネス・ド・ラ・フレサンジュ”とは、フランスのファッションモデルであり、また、ファッションデザイナーで、シャネルのミューズとしても活躍した人物名。近年ではユニクロとのコラボレーションも行っている。

このDS 3 イネス・ド・ラ・フレサンジュでは、彼女のテーマカラーであるブルー(ボディ)とレッド(ミラーカバー)、そしてエアメール・ストライプ(リアサイドガラス下端)を施すとともに、インテリアでは、光沢のある赤系のダッシュボードとブルーのレザーシートを採用。またフロアマットにもエアメール・ ストライプがあしらわれている。

今回試乗したカブリオの価格は329万9000円で30台限定(ハッチバックは50台限定)である。基本はベースとなるモデルとは変わらず、1.2リットルターボエンジンと6速ATの組み合わせだ。

乗り心地はかためだが決して不快ではない。レザーシートは前後長、幅ともたっぷりととられ、かつサイドサポートも十分なので、長距離でも快適にドライブを楽しむことが出来た。

また、ATのセッティングも的確で、街中でぎくしゃくした印象は皆無。郊外の空いたワインディングでも、素直なハンドリングとともにコーナーをクリアしていく。そういうクルマではないと思いつつも、ついついパドルシフトが欲しくなった。

高速でも快適さは変わらない。直進安定性は抜群でハンドルに軽く手を添えているだけでどこまでも走って行ける。

さて、DS 3 カブリオの最大の特徴である、屋根を開けてみよう。天井にあるスイッチを押すと、自動でルーフのキャンバス部分を開閉できる。一段階目はルーフの後端まで(途中で止めることも可能)。もう一度今度は押し続けるとリアウインドウが倒れ、トランク上端まで開ききる仕組みだ。高速においては、風の巻き込みは少ないものの、少しだけサイドウインドウを開けていても、80km/h程度からドラミングが始まるので、太陽を楽しみながら走る最高速はこのあたりだ。一方でルーフを後端まで下げ切ると、かなりの風の巻き込みとなり、リアシートにおいてある紙類が飛び出すことになりかねず、更に、後方視界がかなりさえぎられるので、あまりお勧めは出来ない。どちらかというと、ゆっくりと郊外の木漏れ日の中などを走るときに向いているだろう。

DS 3 には安全装備は最低限のアクティブセーフティブレーキ(5km/hから30km/hで前方車両や障害物を検知し必要に応じてブレーキを作動させる)程度で、クルーズコントロールも前車追従機能のない旧来のものだ。しかし、本来の走る、曲がる、止まるという自動車の基本性能に加え、走る楽しさという価値が大きく盛り込まれている。更にイネス・ド・ラ・フレサンジュのモチーフが随所に与えられたこの限定車は大きな魅力にあふれ、所有する喜びを感じさせてくれるだろう。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★

内田俊一(うちだしゅんいち)
日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員
1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラと同じくルノー10。
《内田俊一》

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