ホンダ倉石副社長「モデルサイクルが非常に良い」…米中国で過去最高見込む

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ホンダ 倉石誠司 副社長
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ホンダの倉石誠司副社長は4月28日に都内にある本社で開いた決算会見で四輪車の主力市場である米国および中国で2016年度に続き、2017年度も過去最高の販売を見込んでいることを明らかにした。

倉石副社長は「四輪車の世界販売台数が500万台を超え、歴代最高記録を更新した。昨年6月に新型『リッジライン』を、同12月には新型『CR-V』を発売した米国においては四輪車販売台数が160万台を超え、歴代最高記録を更新した。中国においてはCR-V、『ヴェゼル』、『XR-V』、『アコード』、『シビック』などがご好評頂き、四輪車販売台数が事業年度として初の130万台超えとなった」と16年度を振り返った。

このうち米国の自動車市場は16年後半から減速感がでているが、倉石副社長も「足元の経済動向をみてもGDPが2.1%と安定しているし、失業率も4.5%とこの10年で最低レベル、個人消費も安定ということで、非常に経済としては良い数字があるが、一方で自動車市場の2017年1-3月の実績をみると前期比99%とマイナス。ひとつの課題はインセンティブが非常に増えてきて、かなり競争が厳しくなっている」と指摘した。

しかし「CR-Vがフルに効いてくるし、オデッセイ、アコードといった新モデルは非常にこれから期待をしている。17年度も小売ベースでは前年度以上の実績を上げることを目標にしている」と述べた。

さらに「ホンダではSUVよりも比率として乗用車の方が売れていたので、造りの方もSUVの台数を増やせるように今、している」と、市場が拡大しているSUVの生産能力増強を進めていることを説明した。

一方、中国での販売に関しては「17年の目標は135万台。ある意味、造れば売れるが、残念ながら(現地合弁会社の)東風ホンダも広汽ホンダも工場がフルマックスでやっている。現状では(東風の)武漢の第3工場が2019年始めにできるまでは、いずれにしても増やせないという状況にある。なんとか働き方でもう少し増やす検討は今、している最中」との現状を明かした。

ホンダは米国や中国での伸長などを背景に17年度の四輪車販売では前年度比5.2%増の508万台と前年度に続く記録更新を計画している。倉石副社長は「モデルのサイクルが非常に良いのでそれほどリスクはもっていない」と述べ、達成に自信を示した。

ホンダが同日公表した2018年3月期の連結業績予想は、四輪車や二輪車の販売増加で売上高は前期比1.4%増の14兆2000万円を見込んでいるものの、為替水準を円高で見ていることや年金会計処理変更で前期利益を840億円押し上げた効果がなくなることなどから営業利益は同16.1%減の7070億円とした。
《小松哲也》

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