ドイツの高級車メーカー、アウディは3月7日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー2017において、新型『A4アバント』と新型『A5スポーツバック』の天然ガス仕様車を初公開した。
アウディは、天然ガス車のラインナップに積極的。欧州では「g-tron」のシリーズ名を掲げ、『A3スポーツバック』などにg-tronを設定している。
ジュネーブモーターショー2017では、新型A4アバントおよび新型A5スポーツバックベースのg-tronが初公開。直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TFSI」エンジンは、最大出力170hpを発生。4つのガスタンクの容量を合わせて19kgのタンクモジュールと25リットルのガソリンタンクにより、純粋なCNGモードだけで走った場合で約500km、ガソリンと合わせた合計では約950kmもの航続性能を実現した。
アウディの営業およびマーケティング担当、ディエトマー・フォッゲンライター取締役は、「g-tronモデルは他のアウディモデルと同様、スポーティで洗練されている先進的な車。同時に、アウディのe-gasを利用することで、環境に非常に優しい車になる」と述べている。