アウトモビリ・ランボルギーニは2016年、3400台以上を販売し過去最高記録を達成した。
ランボルギーニ横浜のオープン記者会見で登壇した、アウトモビリランボルギーニアジア太平洋地区代表のアンドレア・バルディ氏は、自社について、「3つのコアバリューをもとに戦略を策定していると」述べる。
ひとつはビジョナリー、先見的なアプローチ。次に、最先端のテクノロジーで、「競合と差別化を図るために他とは違う最高なクルマを作りたいということだ」。最後は、創業フェルッチオ・ランボルギーニのDNAを受け継いだピュアなデザインで、「例えば『アヴェンタドールS』も、おそらく1km 先からでも、一目でランボルギーニだとわかってもらえる、そんなピュアなデザインを常に大事にしている」という。
そしてランボルギーニのCSR(企業の社会的責任)についてバルディ氏は、「持続可能な事業であること。人々ととも(従業員から販売店、ユーザーも含む)。最後は地球とともに、の3つだ」と話す。
そのひとつ、持続可能な事業は、「創業当時から大事にしてきた価値だ」とする。これは、「創業間もない時期は、スーパースポーツカーを作る本当にボリュームの少ないメーカーであったので、生き残るためには持続可能な事業ということを大事にしてきたのだ」と説明。
その戦略の結果、「6年連続で成長し、2016年は3400台以上を販売。これはランボルギーニ史上最高の記録だ」とした。
更に、持続可能な事業を継続するために、「売上高の約20%を研究開発に投資している」とバルディ氏。これは、「最先端の技術という我々のコアのブランドバリューを実現するためだ」と述べる。
そのほか、スーパートロフェオ等のモータースポーツ事業や、クラシックカーのレストア事業を行うポロストリコ、ウェアやシューズ等のアパレル関係のコレクション事業も展開し持ている。
そして、バルディ氏は「2018年に『ウルス』を発売する予定だ。それに向けて工場を新設。その規模は現在の8万平方メートルから15万平方メートルに拡張している」と持続可能性を高めるべく、積極的な投資を行っていることを語った。