リチウムイオン二次電池酸化物系負極についての特許、米国での総合力トップは東芝

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リチウムイオン二次電池酸化物系負極関連技術(米国特許)特許総合力トップ5
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パテント・リザルトは、日本特許版に引き続き、米国に出願された「リチウムイオン二次電池用酸化物系負極関連技術」について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用い、参入企業に関する調査結果を「リチウムイオン二次電池 酸化物系負極(米国特許版)」にまとめた。

個別特許の注目度を得点化する、「パテントスコア」を企業や研究機関ごとに集計した総合力ランキングでは、1位 東芝、2位 米・MEDTRONIC、3位 韓国・SAMSUNG SDIとなった。

1位の東芝は日本特許と同様に他社を圧倒する結果となった。同社はリチウムチタン酸(LTO)粒子の平均細孔直径に関する特許が高い注目度となっている。

2位となった医療機器メーカーのMEDTRONICは、LTO負極を持つ人体に埋め込み可能なリチウムイオン電池の充電方法に関する特許の注目度が高くなっている。

総合力上位5社には日本特許と同様に韓国企業2社がランクインしており、日本特許で4位だったSAMSUNG SDIが3位と、日本特許で2位だったLG CHEMよりも高い順位となっている。また有効特許件数はLG CHEMが日本33件、米国38件と差が少ないのに対し、SAMSUNG SDIは日本35件、米国60件と、米国での有効特許件数が日本の倍近い件数となっている。SAMSUNG SDIの注目度の高い特許としては、日本と同様にLTO材料に関するものではなく、バナジウム酸化物に関する特許。LG CHEMはLTO負極を持つケーブル型二次電池の製造方法に関する特許の注目度が高くなっている。

4位のUCHICAGO ARGONNEは米・アルゴンヌ国立研究所の管理・運営会社。LTO負極とグラフェンコートされた3元系正極の組み合わせに関する特許の注目度が高く、この特許を含め同社の多くの特許は日本には出願されていない。
《纐纈敏也@DAYS》

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