パテント・リザルトは7月17日、世界企業を対象とした「世界企業 有効特許件数ランキング」を発表した。トヨタ自動車が5位にランクインしている。
日本、米国、欧州、中国における2024年12月末時点での有効特許を対象に集計した結果、1位サムスン電子(韓国)、2位ファーウェイ・テクノロジーズ(中国)、3位キヤノン(日本)となった。続いてパナソニックホールディングス(日本)が4位、トヨタ自動車(日本)が5位となった。
トップ10にランクインした企業の国別内訳は、日本企業が4社(前出に加えて三菱電機が8位)で最多となり、中国企業が3社、韓国企業と米国企業がそれぞれ1社ずつとなった。アジア勢が多数を占める結果となり、特に日本企業は依然として高い技術保有力を誇っている。
中国企業の台頭が顕著で、出願・登録活動の活発さが結果に反映されている。ディスプレイ分野で知られるBOEテクノロジーグループは、2019年の26位から9位へと大きく順位を上げ、急成長を遂げている。パテント・リザルトによるとBOEは中国国内のみならず、米国への出願も活発だ。
業種別では、エレクトロニクス、通信、モビリティ、エネルギーインフラといった分野が上位を占めている。