JR西日本が施主、大鉄工業(総持寺作業所)が施工する「摂津富田・茨木間新駅設置他工事」。方向別複々線の中央部分に島式ホームを置く新駅設置現場を、基礎工事が始まった2月時点の写真22枚や、新駅イメージパース、図面とともに見ていこう。
この仮称「JR総持寺駅」設置工事は、複々線軌道を広げ、「普通」などが走る内側線(緩行線)の上下線の間にホームを置き、線路南側の駅前広場とつながる駅舎をつくるというもの。
2月時点は、内側の上下線が並んで敷かれていたが、5月には内側の上下線を外側へ移設する線路切り換えが完了。ホーム設置のためのスペースが出現した。
また7月下旬には新ホームの東側を走る府道総持寺停車場線・五反田橋梁(JRガード)が桁下空頭高さ3.0mから3.8mへの改良も完了した。
新駅設置付近は、大阪寄りも、京都寄りも勾配があり、新駅はちょうどその谷間にできるかたち。現場では、内側線の線路の間にできる島式ホームと改札口を結ぶ通路・エスカレーター・エレベーターなどの設ける基礎工事や、駅前広場・アクセス道路などの準備がすすむ。
茨木市は、JR西の新駅概要発表を受け、小学生以上を対象に、駅名案を募集。応募期間は2017年1月11日~2月28日、3月ごろにJR西に結果を報告し、2017年内に駅名が決まる。