フォルクスワーゲングループは11月11日、10月の世界新車販売の結果を公表した。アウディやセアト、シュコダなどを含めたグループ全体の総販売台数は、87万0300台。前年同月比は4.7%増と、3か月連続で前年実績を上回った。
10月実績を市場別で見ると、単一国としては最大市場の中国が、36万3900台。前年同月比は16.6%増と、8か月連続で前年実績を上回った。中国を含めたアジア太平洋地域は、15.9%増の39万0300台と、6か月連続で増加する。
また北米は、前年同月比4.8%減の7万6600台と、2か月ぶりの前年割れ。このうち米国は、9.5%減の4万7400台と、引き続き減少。排ガス問題の影響で落ち込む。
また欧州は、前年同月比0.9%増の33万8000台と、3か月連続で増加。このうち西欧は、0.2%増の28万0600台を売り上げた。地元のドイツは、9.8%減の10万2600台と、3か月ぶりの前年割れ。
フォルクスワーゲングループの2015年の世界新車販売は、993万0600台。初の1000万台超えとなった2014年に対して、2%減と落ち込む。2016年1-10月は、前年同期比2.6%増の847万9600台だった。