【SBK 最終戦】ジョナサン・レイ タイトル獲得、カワサキRTが2年連続完全制覇

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
カワサキレーシングチーム
  • カワサキレーシングチーム
  • ジョナサン・レイ
  • ジョナサン・レイ(左)とトム・サイクス
  • ジョナサン・レイ(左)とトム・サイクス

スーパーバイク世界選手権(SBK)第12戦(最終戦)カタール大会が10月30日、ロサイル・インターナショナル・サーキットで開催され、第1レースでジョナサン・レイが2年連続でタイトルを獲得。第2レースでトム・サイクスが総合2位を確定。カワサキレーシングチームが初の総合1位&2位でシーズンを終えた。

レイは、タイトル獲得のプレッシャーはあるが、チームメートのサイクスに48点のリード。第1レース14位以上でフィニッシュすれば自力チャンピオンが決まる圧倒的有利な条件だけに、フリー走行、予選、そして決勝と伸び伸びとした走りを見せた。その結果、予選では今季初のポールポジションを獲得。決勝第1レースでは、チャズ・デービス(ドゥカティ)とトップグループを形成、終盤はタイトル獲得に向けて優勝争いから2位キープの走りに転じ、見事、年間チャンピオンに輝いた。また、すでにカワサキはスペイン大会でマニュファクチャラーズタイトルを獲得しており、2年連続で個人、マニュファクチャラーズの完全制覇を達成した。

チームメートのサイクスは、レイのチャンピオンシップよりも、終盤になって追い上げてきたデービスとの2位争いに焦点を絞っていた。サイクスは最終戦、5番手グリッドから決勝に挑み、第1レースで4位、第2レースで2位。追い上げてきたデービスとのポイント差を守り切って総合2位でシーズンを終えた。

第2レースのチェッカーを受けて、コースサイドにマシンを止めたサイクスは、レイと肩を抱き合ってお互いの健闘をたたえ合った。カワサキレーシングチームにとっては、マニュファクチャラーズタイトル、個人総合、そして初の総合ワン・ツーを獲得する最高の形でシーズンを締めくくった。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集