アメリカ空軍の横田基地で開催された「横田基地 日米友好祭」の会場で、航空自衛隊は空中給油機『KC-767』の機内を公開した。貨物室に座席を搭載した人員輸送仕様となっていたが、公開されるのは非常に珍しいという。
航空自衛隊のKC-767は小牧基地(愛知県)が拠点となっており、4機が配備されている。戦闘機などへの空中給油が主任務となっているが、ボーイング「767-200ER」の貨物型をベースとしており、貨物や人員を搭載しての輸送任務も可能としている。
横田基地で展示された機体は人員輸送仕様となっており、19枚のパレットに200人分の座席が搭載されていた。座席が載ったパレットを減らせば、その分だけ貨物も搭載できるようになる。
これまで小牧基地の航空祭で機内が公開されたことはあったが、他の基地での公開は極めて珍しく、首都圏では貴重な機会となった。