ダイハツ工業は6月13日、新軽商用車の『ハイゼット キャディー』を同日に売り出すと発表した。大空間タイプの乗用車『ウェイク』をベースに開発した。
月間1000台の販売を計画しており、価格は約119万円から156万円。女性や高齢者の使い勝手などに配慮、クラストップの低床荷室や、同社最新の安全技術である「スマートアシストII」などを採用した。
都内での発表会に出席した上田亨上級執行役員は「荷物優先だった商用車から、人の使いやすさを中心に考えた」とし、「仕事を支えるクルマでも、お客様のニーズに積極的に対応していく」と、強調した。
これまでの軽商用車は、エンジンを運転席より後部に配置することで広い荷室を確保してきたが、この新モデルはFFレイアウトにより、乗り心地の良さも追求した。都内で開いた発表会には、ダスキンや花キューピットなど開発に協力したユーザー企業5社の関係者も出席した。