欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは6月8日、フォルクスワーゲンおよびアウディの約110万台の排ガス不正車に関するリコール(回収・無償修理)計画が、ドイツ当局から承認されたと発表した。
フォルクスワーゲングループは1月末、排ガス不正が行われた「EA189」型ディーゼルエンジンに関して、欧州のドイツで、リコール作業に着手。EA189型のうち、「2.0TDI」エンジンで、ソフトウェアを更新するリコール作業を開始した。
リコール作業はまず、小型ピックアップトラック『アマロック』で開始。6月3日には、これに続いて、『パサート』、『CC』、『イオス』の2.0TDI搭載3車種について、KBA(ドイツ連邦自動車庁)がリコール計画を承認していた。
今回KBAは、フォルクスワーゲンおよびアウディの約110万台の排ガス不正車に関するリコール計画を承認。まずはフォルクスワーゲン『ティグアン』と『キャディ』の2車種で、順次リコール作業に着手する。
フォルクスワーゲングループは、「2016年初頭から、合計で250万台以上のリコール計画が承認された」とコメントしている。