ドイツの高級車、BMWは4月25日、中国で開幕する北京モーターショー16において、『M4 GTS』を中国初公開する。同車は、BMW『4シリーズ クーペ』の高性能モデル、『M4クーペ』をベースに、さらなるパフォーマンスを追求したモデル。公道のみならず、サーキットで本領を発揮するよう、チューニングが施された。その特徴は、いっそうの軽量化。CFRP(カーボンファイバー強化樹脂)をボンネットに使用するなどして、車両重量は1510kgに抑えた。エアロダイナミクス性能も強化。専用の大型リアウィングとフロントリップスポイラーは、カーボンファイバー製で角度調整が可能。フロントバンパーの開口部は広げられ、空気の流れを最適化し、フロントアクスルのリフトを抑える。タイヤはフロント265/35R19、リア285/30R20サイズのミシュラン「スポーツカップ2」。アルミホイールやリップスポイラーには、オレンジのアクセントが添えられた。サスペンションは専用設計され、サーキットなどの特性に合わせて、3段階に調整できる。ブレーキは、カーボンセラミック。直噴3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンには、エンジン燃焼室の温度が上がった時、水を噴射して吸気温度を下げる「ウォーター・インジェクション」を採用。最大出力は431hpから500hpへ、69hpパワーアップ。最大トルクも56.1kgmから61.2kgmへ、5.1kgm強化された。この結果、M4 GTSは0-100km/h加速3.8秒、最高速305km/h(リミッター作動)の性能を発揮する。このM4 GTSが2015年秋の東京モーターショー15でワールドプレミアに続いて、北京モーターショー16において、中国プレミアを飾る予定。BMWは、「世界初のライト技術、OLEDを採用した」と説明している。
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