セコムと東京国際空港ターミナルは、羽田空港国際線旅客ターミナルで、ウェアラブルカメラを活用した警備の実証実験を4月から開始する。
空の玄関口である空港では、テロなどの事件・事故を防ぐため、より高度で機動性の高い警備が重要となっている。
両社は、実証実験を通じて、警備の現場でウェアラブルカメラの効果を実証し、羽田空港国際線旅客ターミナルの安全確保を図る。
今回使用するウェアラブルカメラは、巡回警備員が胸に装着することで、警備現場で何か問題が発生した場合、ウェアラブルカメラで撮影した映像がリアルタイムで警備本部にあるモニターに映し出される。その場の状況が即座に確認でき、早期の事態把握と初動の素早い対応指示が可能となる。
また、位置測位技術、通信技術を活用し、ウェアラブルカメラを装着する警備員の位置情報も警備本部でリアルタイムで把握、事件・事故発生現場への緊急対処をスピーディーに行う。
4月からの実証実験では、8台のウェアラブルカメラを試験導入し、その状況を踏まえ、本格導入を図る。