石井啓一国土交通相は3月18日の閣議後会見で、成田空港と関西空港の入国審査場に、国内で初めてファーストレーンを設置することを明らかにした。
訪日外国人のうち、国際会議の参加者や重要ビジネス客を対象に、迅速な入国手続を行えるようにし、待ち時間を大幅に短縮。事前に航空会社がクーポンを配布し、入国審査場の職員がクーポンを確認して専用レーンに誘導する。
成田には8レーンを設置し、1便当たり5人を上限とする。関空では4レーンを設置し、ファーストクラスとビジネスクラスの利用者に限定する。
石井国交相は「国際会議の開催を促進することで、外国人ビジネス客を積極的に取り込むことは、我が国の経済をより力強くする」と期待を示し、今後羽田をはじめとする国内主要空港でも設置に向けた検討を行っていく方針を明らかにした。