成田空港周辺の「SUPER PARKING」、新時代拠点めざす「SUPER2.0」計画始動…空港拡張に対応

成田空港周辺の「SUPER PARKING」が新時代拠点めざす「SUPER2.0」計画始動(イメージ)
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SUPER PARKING(スーパーパーキング)は10月31日、成田空港周辺での駐車場運営を軸に、成田空港の「第二の開港プロジェクト」に合わせ新構想「SUPER2.0計画」を始動したと発表した。

これにより、単なる駐車場から「空港発・新時代の拠点」へと進化を目指す。

SUPER2.0計画では、空港周辺地域やモビリティ関連企業、自治体・団体との幅広いパートナーシップを募集している。成田空港は1978年の開港以来47年で約30万便の年間発着回数が、この3年間で約2倍の50万回規模へ急増する見込みだ。2025年には約34万回、2029年には50万回を超えると予測されている。

成田空港の機能強化としてはB滑走路の延伸、C滑走路の新設、新旅客ターミナルの整備、貨物施設の集約化などが進行中。これに対応し、SUPER PARKINGは新時代の成田空港にふさわしい成長と変革を推進する。

SUPER2.0計画は空港駐車場事業の枠を超え、モビリティ、国際連携、ライフスタイル、発信力強化を融合した空港型エコシステムを構築する。具体的には、カーケアやリムジンサービス、送迎業、レンタカー事業などのモビリティ系連携、海外赴任者サポートやカー保険、海外レンタカー連携など国際連携系、海外ドライブ支援サービスや国際空港モビリティネットワーク構築を目指すグローバルモビリティ系、旅先レンタカー連携アプリやカーシェア・トラベルサービスなどライフスタイル系の各種連携を行う。

これらの取り組みにより、生産性向上、人手不足解消、羽田空港混雑対策などの社会課題にも貢献し、地域や企業と共に成長するプラットフォームの形成を目指す。

また、成田市や芝山町の自治体、観光協会などと連携し地域共創型プロジェクトを推進。地域資源を活かした観光促進やモビリティサービスの高度化を通じ、「空港 × 地域 × 世界」をつなぐ新たな共創モデル作りを進める。

さらに、マーケティング・プロデュース部門として「SUPER X」を成田駅前に新設。映像制作やSNSマーケティング、ブランド発信、地域との共創を統合的に行い、成田発のグローバル発信拠点として機能させる。SUPER Xの“X”は未知数(X=未知数)、交差(Cross)、体験(eXperience)を象徴し、新たな価値発信の中心を示す。

現在、SUPER2.0およびSUPER Xではモビリティ・交通・レンタカー事業者、海外サポート企業、地方自治体、観光協会、空港関連スタートアップ、クリエイティブや教育プログラム関連団体など幅広いパートナーの参加を募っている。パートナーはSUPERのブランドや実地リソース、マーケティング資源、制作設備を活用でき、成田空港発の新たなモビリティネットワーク共創が期待される。

《森脇稔》

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