JR四国は2月29日、土讃線の新しい観光列車の列車名を『四国まんなか千年ものがたり』に決めたと発表した。2017年4月1日から運行する。
発表によると、キハ185系特急形気動車の改造車3両編成を使用。1号車を「春萌(はるあかり)の章」、2号車を「夏清(なつすがし)の章」「冬清(ふゆすがし)の章」、3号車を「秋彩(あきみどり)の章」と名付ける。車体外観は「春夏秋冬、1年の四季の移ろいを車両毎の色どりで表現」するといい、左側面と右側面でデザインを変える。
車内は「褐色木材の凜とした室内空間」とし、外観デザインにあわせたソファ椅子を設置。反対側の車窓も楽しめる座席配列にする。また、火棚をモチーフにした天井デザインで「古民家の味わい」を演出するという。トイレは多目的・女性専用・男性専用を各1カ所設置する。
運行区間は多度津・琴平~大歩危間。土曜・休日を中心に年間120日程度運行するほか、平日には貸切運行も行う。午前に運行する下り列車は『そらの郷紀行』、午後の上り列車は『しあわせの郷紀行』の愛称を付ける。