米国の自動車大手、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)US(旧クライスラーグループ)は2月上旬、米国を中心に約11万台をリコール(回収・無償修理)すると発表した。
今回のリコールは、エアバッグの制御システムに不具合があるために行われるもの。FCA USによると、事故の際、エアバッグを最適に展開できない恐れがあるという。
なお、FCA USでは、この不具合に起因した可能性のある事故により、7名の負傷者を把握。ただし、全員が軽傷としている。
リコールの対象となるのは、2008-2009年モデルのクライスラー『タウン&カントリー』、2008-2009年モデルのダッジ『グランドキャラバン』、フォルクスワーゲンにOEM供給された2009年モデルの『ルータン』、2009年モデルのダッジ『ジャーニー』。米国では11万2001台、カナダやメキシコ、NAFTA地域外でも、少数がリコールに該当する。
FCA USは、対象車を保有する顧客に通知。販売店において、点検およびリコール作業を行う。