「フロントフォークのインナーチューブ径は45mmに」開発責任者の「43mm径で」という提案を真っ向から否定。「オフロードでの走りを考えると、45mm径にこだわりたかった」という。ホンダのニュー・アドベンチャースポーツ『CRF1000L アフリカツイン』の開発スタッフ、本田技術研究所二輪R&Dセンターの今井良幸氏の言葉だ。足まわりを担当した同氏は、自らもバハ1000など海外ラリーに参戦するオフロード好き。CRF1000L アフリカツインには、路面からの衝撃吸収性に優れるロングストロークの倒立式フロントフォークを採用し、クラストップレベルの230mmのストローク量を確保。さらに、あらゆる路面状況に対し、セッティングを可変できるフルアジャスタブル機構を持たせた。そしてリアサスペンションにも、工具を使わなくともプリロードの調整ができるダイヤル式油圧アジャスターを持つフルアジャスタブルタイプを装備。ストローク量はやはりクラストップレベルで、アクスルストローク量は220mm。250mmという余裕の最低地上高と相まって、オフロードでの走破性を大幅に向上している。また、スイングアームはオールアルミの一体鋳造に。軽量化と車体のスリム化を実現するとともに、リンクアームとリンクコンロッドにアルミ鍛造パーツを用いるなどして、高剛性と強度を両立。ホイールサイズはフロント21、リア18インチとし、軽量アルミリムにそれぞれ90/90-21、150/70R18サイズのラジアルタイヤを履く。中空アクスルピボットボルトの採用など、今井氏は高速走行からオフロード走行まで幅広い使用範囲を想定し、CRF1000L アフリカツインの足まわりを徹底して強化した。
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