フランスの自動車大手、ルノーは1月14日、排出ガス規制について、フランス当局の立ち入り調査を受けたことを明らかにした。
今回の立ち入り調査は、フォルクスワーゲングループによる大規模な排ガス不正問題を受けて、フランス当局が同国の自動車メーカーに対して行ったもの。フランス当局は、ルノーの本社やテクニカルセンターなど、フランス国内3か所に、立ち入り調査を実施した。
フランス当局は現在、フランスの自動車メーカー製の新車およそ100台の排出ガステストを実施中。この中には、25台のルノー車が含まれており、2015年末までに11台のルノー車のテストを終えた。
その結果、フランス当局は、「現在のところ、ルノー車から違法なディフィートデバイスは発見されていない」と公表している。
今回の立ち入り調査は、このテスト結果を裏付けるために、行われた。ルノーは、「当局の調査には、全面的に協力する」とコメントしている。