メルセデス の新型SUV、GLC …フィンランド企業に一部委託生産へ

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メルセデスベンツ GLC
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ドイツの高級車、メルセデスベンツは11月26日、新型SUVの『GLC』の生産の一部を、2017年からフィンランドのバルメットオートモーティブに委託すると発表した。

バルメット社は、1951年にフィンランド政府によって設立された国策企業。第2次世界大戦で旧ソビエト連邦に敗れたフィンランドは、ソ連への戦争賠償のため、さまざまな工業製品を生産する必要に迫られた。そのため国内の重工業メーカーを束ねて、バルメット社を結成した。

その自動車部門が、バルメットオートモーティブ。古くはスウェーデンのサーブから、サーブ『90』や『900カブリオレ』を受託生産。1997年以降は、ポルシェから、『ボクスター』の生産の一部を受託している。

メルセデスベンツ『GLKクラス』の後継車として、登場した新型SUVがGLC。GLCの生産はドイツ・ブレーメン工場で行われるが、同工場はフル稼働状態。そこで、バルメットオートモーティブに、2017年からGLCの生産の一部を委託することを決定した。

すでにメルセデスベンツは、現行Aクラスの生産の一部を、バルメットオートモーティブに委託。ダイムラーのMarkus Schafer生産担当取締役は、「外部メーカーとの協力は、メルセデスベンツのグローバル生産戦略において重要な要素」と述べている。

《森脇稔》

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